私が税理士の勉強を始めたのは2010年の11月頃から。税理士の登録が完了したのが2024年8月ですから、なんと13年9カ月もの月日が経っていることになります(改めて想うと途方もなく長いですね。)。

税理士になるまでの平均年数が何年かは調べていませんが、順調に税理士になれた訳ではないと思います。

もし、このページに辿り着いた受験生の皆さんはぜひ私を反面教師としてください。

さて、今回は税理士を目指すきっかけということですが、その前に少し前段を。これらも税理士を目指すに至る過程であったと思います。

一つは高校生の時に叔母さんが働く税理士事務所でアルバイトをさせてもらったことです。やっていた内容は申告書のコピーなど簡単なことでしたが、アルバイトの経験がほとんどなかった私にとって、残業でお寿司やピザを食べたり、打ち上げではしゃいでいる先輩方を見た経験はとても刺激的で私の中に強烈に残りました。仕事も面白かったです。

そしてもう一つは大学が商学部で簿記が身近になったことです。正直言えば本当は法学部か、政治経済学部に行きたかったのですが、高校1年の成績が悪く、たまたま商学部となりました。ただ、その事が結果的に、大学3年で日商簿記3級と2級を取得することに繋がったと思います。

さて、大学卒業後ですか、私は半年留年し、さらにろくに就職活動もせず、アルバイトしていた大手コールセンターに新卒で入社することとなりました。

しかし、約2年後、コールセンターの仕事を辞めることとなります。その理由は非常にダサく恥ずかしいので割愛させてください。

そこで出てきたのが税理士を目指すということでした。

今更転職活動をしてもいい職場にいける訳がないと思い込み、それならば資格を、資格ならば税理士を、と自然に考えていきました。そんなこんなで税理士受験生の道に飛び込むことになるのです。

本当はもっと格好いい理由や、感動する理由で税理士を目指したかったところですが、私の場合はもうこうなったら税理士になるしかないというネガティブな理由から税理士の勉強を始めていきます。