さいたま市大宮区で土日営業のはるか税理士事務所税理士の宮田です。
今回の話題は、タイトルの通りリスク分散と本業集中についてです。
まずリスク分散についていくつかパターンを挙げてみます。
1.取引先が1社だけの会社より複数の会社と取引があったほうが、価格交渉の面や、1社に何かあった場合にも共倒れせずに済む➡これはその通りです。税理士でも1社から高い報酬をもらってそれ以外はやらないなんてことをすればリスクしかありません。
2.イタリアンハンバーグのお店が、中華料理屋を出店する。➡これは借入がいらなければ挑戦してみてもよいと思います。つまり、同業の類似です。なお、リスク分散という意味では、完璧ではありません。税理士でいえば法人専門の税理士が、相続業務もやるということですが、税理士の場合には必ずやったほうがいいでしょう。
3.食品卸売業の方が、飲食業を出店する。➡繋がりのある業種に挑戦するという感じです。これも自己資金の範囲でやれるのであればやってみる価値はあるでしょう。ただし、成功させるには相当な覚悟をもって取り組まなければなりません。税理士でいえば、行政書士、FP、中小企業診断士、不動産業などでしょうか。税理士以外の業務でも売上を同等程度に確保している方がいればかなり凄いと思います。もちろん成功すればかなりのリスク分散になります。
4.建設業の方が飲食業に挑戦する➡自己資金の範囲を前提としても成功する可能はかなり下がると思います。ただ、自分自身がどうしてもやってみたいことであれば挑戦してみてもよいと思います。お金を貸すぐらいの意識(返ってこないと思ったほうがよい)でいないと難しいかもしれません。税理士でいえば飲食業などでしょうか。もちろん成功すればリスク分散としては最高ですが、借入をしてやるべきではないと思います。
結論として何が言いたいかというと出来るだけ本業集中をオススメするということです。
特に金利が上昇している昨今では、借入をして新たな事業を始めることは本業に悪影響をもたらす可能性もありますのでしっかりとシミュレーションをした上で挑戦してください。
私自身も借入をして不動産投資をしたり、怪しい金融投資をしないよう、注意していきたいと思います。